◆概況

建築業及びリフォーム業界もコロナ禍を通して淘汰の激しい業界であると言える。大手から来る業務主導のみで対応していくと、コロナ禍のような想定できない事象が起きると軒並み会社が立ちいかなくなることも大いにありうる。地域で基盤を築き経営をしていく場合は、あくまで一般のお客様からの直需率を上げていくことがこれから求められていくと思われる。いかに直需数・直需率を上げていくかが生き残るために必要と考える。またリフォームだけではなく、隣接で行われる外構工事は一定量の自然検索数が存在しており、外構工事やエクステリアというキーワードを用いて検索されている。

◆ある外構工事・リフォーム業者の対策の対策

,自社がリフォームを多角的に行っていることをわかりやすく地域の方に伝える必要があった。「リフォームが出来ます」だけでは消費者にリーチしないと思われた。リフォームにもどのようなリフォームが存在するか?、そしてそのそれぞれのリフォームの肝は何か?、相場等わかりやすく一ページづつコンパクトに説明するようにしホームページを新たに作成した。

,1と同じように、分かっているようでいまいちわからない「外構工事」「エクステリア」についてどのようなケースがあるかを示し、そして肝を説明した。

,1と2を説明することにより、小さいリフォームでも対応してくれるということをメッセージ性を出した。小さいリフォームを相談していいのか?と思っていた地域のお客様に対して敷居を下げること、そして小さいリフォームを手を抜かずキッチリ行うということは大きなリフォームも安全であるという今後のイメージ戦略にもつながると考え、方向性を出した。

,エリアSEOを強化した。全国的に検索数がそれなりにある「外構工事」「エクステリア」と地域名、加えてリフォームと地域名をセットで考え対策した。外構工事に関しては、既にエリアで検索1位となっている。

,LINE公式アカウントを導入した。外構工事やリフォームを考えている場所や建物の写真をライバル企業に先んじてLINEで送ってもらい、対応することが目的である。

,以上の対策のために、小規模事業者持続化補助金という補助金を用いた。税抜で3分の2の費用の補助金が下りた。

◆展望

商圏の地域のホームページやチラシ等の広告物が丁寧でない、詳しくなかったので、サービスに関して一つ一つ丁寧に説明するように心がけるようにしていけば、時間の経過でエリアSEOが効いてくる度に自然な問い合わせが増えてくるようになった。その後成約した内容を納品した際、ツイッターやインスタグラム等で紹介をしていく流れを今後考えている。

◆必要なもの

●ホームページ
●SEO対策
●MEO対策
●LIME公式アカウント

◆利用可能な補助金

●事業再構築補助金
● 小規模事業者持続化補助金
● ものづくり補助金
● IT補助金
● (世代交代の場合)事業承継引継ぎ補助金
● 経営力向上計画
● 先端設備導入計画

◆総論

地方の地域によっては、ホームページが無かったり、あっても訴求力の低いものであったりする場合がありそれでも今までそれなりにやってこれたかもしれないが、これからの時代はそうはいかないと思った案件でもありました。むしろ地方の方がこのような施策をきっちりと行っていないと、今後の未来のお客様に対して、検討企業の一つにも入れてもらえないようなことが起きるのだと思います。まずは襟を正して、自社のサービスを的確にキッチリ伝える、縁あったお客様にキッチリ寄り添うことを行っていただき、サービスを深化していっていただきたいと願っています。

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