代表の中村です。2023年はAI元年と呼ばれるほど、昨年から目まぐるしいAIの登場、進化を身近に感じるようになりました。

私が思うに、それまでの多くのAIは実際は自分で考え自分で選択するのではなく、人間が教えた論理やロジックをコンピューターに教えることによる「なんちゃってAI」が多かったと認識していますが、最近のchatGPTをはじめとしたAIにはそのような素振りはなく、超高速で人間思考速度以上にそれなりのそれっぽい答えを返してくるようになりました。
失礼ながら、初見からある市場を詳しくない人よりよっぽど詳しく説明できる、解説できる、しかも即返答してくれるというのは、頼りになります。ほぼ毎日睡眠不足で二日酔いだった自分の20代のいい加減な時よりよっぽど頼りになります(笑)

そしてこれはもちろん基本料は支払うにしても、月2,000~3,000円くらいのものであります。
これは私たちのような知的な部分を掘り下げる世界で飯を食っている労働者であれば、恐怖を感じるはずです。

経営者の視点からは、何も高い賃金や社会保険料を払わずとも、AIやシステムに置き換えられるのではないか?ということが現実に近づいていることを示しています。
何だかんだ、人件費&社会保険料が一番重いよね?と多くの経営者が気づき出しつつある中、見事なタイミングでAIが市場を席捲し始めて、今後もしばらくの間伸び続けることと思います。

となると、労働市場における労働者は何を求められるのか?

それはAIがまだ苦手とする「クリエイティブ」と「決断力(執行力)」かなと思います。

まだAIはあくまで過去の膨大な情報の中から情報をアレンジして新たなまとまった情報を出してくるのに対し、クリエイティブは過去に完全に同じ状況は経験していない中で、自分はどのようなアイデアや施策を行うのか?などがそれに該当すると思います。
そしてもう一つが「決断力(執行力)」です。要するに決める&やり切るはまだコンピュータにはできないんですね。

私はこう思いますが、世の中にはまだまだ

・全く新しい試みは試したくない(失敗すると怖いから)
・自分自身で決断や執行をしたくない。責任を負いたくない
という方々も多いことでしょう。

そんな中、私を先頭に当社は、このAIの台頭を見て、改めて
・誰もやったのを見たことないものに挑戦していく
・(考えに考えて)決断し執行する。失敗したら一定量の責任をいつでも取る
つもりで、業務に勤しむことが大事であると感じた次第であります。

そしてAIとは敵対せず、お友達としてこれからも仲良くやっていきたいと思っています(笑)