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デザイナーを夢見るカーロウ(アニー・チェン)は入社試験を受けるためにアパレル企業のO&K社を訪れる。同じ日、伯母の命令で強制的にO&K社の社長に就任させられたホァンユー(ディラン・クォ)もO&K社へ偵察に訪れる。倉庫に忍び込んだホァンユーは偶然にもカーロウが着替えているところを見てしまい…。

O&K社に社長秘書として採用されたカーロウに任された仕事は、朝食の用意やトイレ掃除などの雑用ばかり。秘書でありながら社長の顔すら見たことのないカーロウは自信を失いかける。服飾学校では二人一組になってお互いの服をデザインするという課題が出され、ホァンユーとカーロウは不本意ながらもペアを組むことに。

O&K社の社長であることをカーロウに隠しつづけるホァンユーだが、新社長のお披露目を兼ねたパーティーに、秘書であるカーロウを同伴するよう伯母に命じられ大ピンチ!カーロウに正体を知られたくないホァンアユーは、ジャン・チーの手を借りてカーロウの出席を阻止しようとする。

ジェームズの宿泊先でホァンユーに出くわしたカーロウ。学校の課題のためにお互いを理解しようと2人は思い出話をするが、ホァンユーはカーロウに作り話をしてしまう。ウソを重ねることに限界を感じ始めたホァンユーはカーロウに真実を打ち明けようと心に決める。

カーロウのホァンユーに対する怒りは収まらず、それが引き金となりカーロウは母親とも対立してしまう。そのせいでジャオ家には重い空気が流れる。ホァンユーはやっとカーロウが秘書として大きな役割を果たしていたことに気づくが、カーロウから退職したいと連絡が入る。

復職してもらえるようカーロウを説得するため一晩中外にいたホァンユーは風邪を引いてしまう。カーロウは熱で意識が朦朧としているホァンユーを家まで送るが、電車に乗って帰宅しようとするカーロウを心配したホァンユーは逆にカーロウを家まで送る。それを知ったムーファンは複雑な気持ちになってしまう。

自分の気持ちに気づいたホァンユーはカーロウに告白するが、ホァンユーには自分よりも姉のムーファンの方がお似合いだからと、断られてしまう。その時のカーロウの反応に手ごたえを感じたホァンユーは懲りずに再アタックするが、今度はホァンユーがオタクであることを理由に拒絶されてしまう。

ホァンユーがジャン・チーの子供を抱いているところを、ジェームズが雇った私立探偵に隠し撮りされてしまう。ジェームズのやり方に怒ったジャン・チーは、勢いで一緒にいた子供はホァンユーの子だとウソをつく。それを信じたジェームズは嫉妬と怒りで、O&K社とイメージモデルの契約をせずにアメリカに帰ってしまい…。

ホァンユーがカーロウにキスするのを見たムーファンは、ショックで家を飛び出してしまう。公園で泣いていたところ、チンピラにからまれケガをしてしまうが、追いかけてきたカーロウに助けられ病院へ。病院から家に戻ると、カーロウは母親からホァンユーとどういう関係なのか問い詰められる。

倒産寸前のO&K社にデザイン部の部長としてやってきたチェンシー(マイケル・チャン)。カーロウの才能に目をつけていた彼は、カーロウを呼び戻すようホァンユー達に命じる。カーロウはムーファンへの遠慮もあり、復職の依頼に応じるべきか迷うが、ホァンユーの力になろうとO&K社に戻ることを決意する。

カーロウはデザインの基礎やデザイナーとしての姿勢をチェンシーから教え込まれるうちにチェンシーを尊敬するようになる。カーロウとチェンシーの仲が気になって仕方がないホァンユーは、仕事中のカーロウをつかまえて2人がどういう関係なのかを問いただす。仕事に集中したいカーロウはホァンユーを疎ましく感じてしまう。

O&Kの新商品のデザインを巡る社内コンペに参加するにあたり、ホァンユーはカーロウに自分のチームに入るよう頼む。カーロウもそれに応じようとするがチェンシーに邪魔されてしまう。デパートで服をリサーチしていたホァンユーはムーファンに出くわし、彼女をモデル兼アドバイザーとして雇うことに。

社内コンペの2日前、ホァンユーのデザインした服が何者かによって破られる。みんなが食事に出ている間、チェンシーだけは社内に残っていたため周りから疑われることに。それでもカーロウだけはチェンシーの無実を信じ続けていた。しかし、事件があった日にチェンシーが社長室から出てくるのを見たという社員が現れる。

服を作り直すことを決めたホァンユーだが、作業が思うように進まずいらだちがつのるばかり。チェンシーのことが信じられなくなったカーロウは、ホァンユーの服作りを手伝うことに。ホァンユーはカーロウの協力のもと、一晩でどうにか服を完成させる。そしてコンペ本番、果たしてその結果は?!

ホァンユー達はカタログ撮影のため1泊2日でビーチを訪れる。撮影初日、ホァンユーとチェンシーが対立を繰り返し、撮影は思うように進まない。カーロウとムーファンが仲裁に入り、その日の撮影は無事終了したものの、夕食時にホァンユーとチェンシーはお酒の一気飲み勝負を始めてしまう…。

O&K春夏の新作発表会の準備は着々と進み、ついに当日を迎える。ホァンユーが、出席するよう説得した取引先の商品部の部長も顔を出し、新作の発表も順調に進んで招待客の好評を得る。発表会の締めくくりに招待客への挨拶で舞台に立ったホァンユーは、ムーファンの目の前でカーロウに「ずっと一緒にいたい」と告白する。

カーロウの母親は、ムーファンがO&Kの新作発表会でホァンユーに傷つけられたことを知り激怒する。ホァンユーとの縁を完全に断ち切らせようと、母親はカーロウにO&Kを辞めるよう要求するのだが、カーロウはそれに強く抵抗。なんとかO&Kに残ることを許してもらうが、母親は再び高利貸しに手を出してしまう。

共にO&Kを辞めたカーロウとチェンシーは、新ブランドの立ち上げ準備に大忙し。出資者がみつかり、一等地に店舗を開くことに。張り切って商品のデザインに励むカーロウだが、残業して作った服は出資者から「イメージに合わない」とダメ出しをされてしまい、両者の間に険悪なムードが漂ってしまう。

チェンシーと一緒に出資者との会食に出席したカーロウは、その場の空気になじめず途中で抜け出してしまう。逃げるようにしてレストランを出たカーロウは、運送会社のトラックと接触しそうになるが、そのトラックのドライバーはなんとホァンユーであった。再会を果たした2人は、お互いの近況を報告し合うが…。

帰りが遅いカーロウの体を心配したムーファンは、チェンシーに仕事を減らすよう抗議するが、それがもとでカーロウがホァンユーと一緒に毎晩O&Kの新商品の製作を手伝っていることがチェンシーにバレてしまう。チェンシーはカーロウに店の開店準備に専念するように言うが、カーロウはその言葉を素直に受け入れられない。