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ソウル中央署の刑事ドンタクは、相棒だった先輩刑事ハンジュンを殺した犯人逮捕に全力を挙げていた。そんな中、半年前にハンジュンに逮捕されていた詐欺師のスチャンが被疑者として浮上する。TV局の新人記者ジアンが事件のスクープを狙って付きまとうが冷たい態度で突き離し、スチャンの居場所を突き止めるべく捜査に拍車をかけるのだった。一方、妹分ボンスクのスリ現場でジアンに出会ったスチャンは彼女に一目惚れをして…。

中央署の仮眠室に入り込んだジアンは、すでに眠っていたドンタクに気づかず不本意にも添い寝をして一夜を明かすことに…。翌日、ついにスチャンを発見したドンタクは逃走劇の末に逮捕。彼と自分の手首を手錠で繋いで署に戻ろうとするが、謎の集団に襲われ自分をかばったスチャンが意識を失ってしまう。絶体絶命のドンタクはスチャンと共に川へダイブ!病院のベッドで目を覚ました彼の体には、なんとスチャンの魂が憑依していた!

ドンタクに憑依したスチャンはジアンに猛アピールを開始。女性に敬語を使うドンタクとは対照的に、軽いノリでためぐちを使ってジアンを戸惑わせる。その後、ドンタクの容姿でボンスクを訪ねるも本当の自分に気づいてもらえず途方にくれるスチャン。そんな矢先、ヤクザのヨンパルからハンジュン殺害事件の有力な情報を聞き出したスチャンは、真犯人を捕まえて自分の濡れ衣を晴らすべく、ジアンと共に事件現場となった倉庫に忍びこむが…。

中央署内でヘルメットを被った何者かに襲われたドンタク。ジアンと共に車で追うが、再び謎の集団の襲撃を受ける。間一髪で大事故を回避した彼は、物怖じしないジアンのことが気になり始めて…。翌日、すっかり戦友気取りで捜査に同行しようとするジアンだったが、ドンタクは危険な目に遭わせたことを後悔して彼女を突き離す。一方、スチャンはミスボンから自分の体に戻るにはドンタクと一緒にある宿題を解決する必要があると聞かされる。

スチャンの助言を受けてヨンパルらの協力を得たドンタクは、謎の集団の中から主犯格のドゥシクを捕まえることに成功。しかし、スチャンは同じ児童養護施設で育った彼を犯人ではないと断言する。真犯人逮捕に協力するため、体に憑依させてほしいとドンタクに提案するが…。その夜、ドンタクに差し入れをしようとジアンが中央署を訪れる。スチャンの魂の声が聞こえるドンタクは、ジアンとの会話に口を挟む彼に声を荒げて不審がられる。

ドンタクはジアンを家まで送り届ける最中、となりで笑顔を見せる彼女に心奪われ、今後は笑顔を見せるなと強がった言葉を発してしまう。一方、街でボンスクを見かけたスチャンは後を追うが、彼女が自分の入院費を集めるためにスリをしていると知り心を痛める。そんな中、女子高生拉致事件が発生。捜査に付きまとうスチャンの話を聞きながら彼との浅からぬ因縁に気づいたドンタクは、その瞬間、スチャンの姿が見えるようになって…!?

被害者の女子高生が無事に保護され、取材のために病院を訪れたジアン。そこで彼女が顔見知りの女子高生だったと知り、スチャンが憑依したドンタクに犯人を捕まえてほしいと訴える。その後、スチャンは自分の病室にジアンを連れて行きイケメンだと褒めちぎるが、ジアンの頭はドンタクのことでいっぱい。嫉妬したスチャンはすっかり捜査意欲を喪失。しかし、ジアンの熱意に負けて、ボンスクや仲間たちと犯人のパク室長を捕まえようとする。

スチャンは、女子高生に成りすましておとりになると言うジアンに危ないからと手を引くよう説得。しかしジアンは聞く耳を持たず、結局、女子高生の格好で実践練習を重ねた末に、おとり捜査に踏み切る。綿密な計画でパク室長を出し抜いたつもりのスチャンだったが、騙されていたのは彼のほうだった。警察上層部にコネを持つパク室長は強力班2チームを捜査から外し、ジアンを人質に取る。スチャンは必死になってジアンの居場所を探すが…。

人質のジアンは隙を見てパク室長の手下から携帯を盗み、命懸けで監禁されている様子をカメラで撮ってTV局の仲間にスクープする。一方、ジアンを救えるのはドンタクしかいないと考えたスチャンは、偶然の事故でドンタクの体から抜け出すことに成功。スチャンからジアンが危険にさらされていると聞かされたドンタクは、急いで駆けつけて彼女を救う。その夜、2人は16年前にスチャンが父親を亡くした交通事故が憑依の鍵であることを確信して…。

ミスボンから告げられた49日の期限を思い出して不安に駆られるスチャン。ドンタクに憑依するためには彼が水を被る必要があると気づき、ドンタクを水のある場所へ誘うがうまくいかない。魂のスチャンは、ジアンとバイクのニアミス現場に居合わせるが、彼女を助けられず落ち込むのだった。そんな中、偶然ドンタクの体に憑依したスチャンはドゥシクと面会。その頃、ドンタクの動きを警戒する検事長のジョンファンは陰で不穏な動きを見せ…。

ジアンは街でスチャンが憑依したドンタクに出会う。またしても態度が一変した彼に困惑し、彼をミスボンの元に連れて行くが…。そんな中、自宅で強盗に襲われた女性ミナが意識不明の重体になる事件が発生。事件現場で血を目にしたスチャンは、ドンタクの体から抜け出してしまう。その後、ドンタクが独自捜査をしていると予想したジアンがミナの家を訪れる。彼女と会話をしながら気持ちが抑えられなくなったドンタクは、ジアンにキスをして…!?

スチャンからミナの魂が病院をさまよっていると聞いたドンタクは、自分の体に憑依して彼女から証言を引き出してほしいとスチャンに頼む。ドンタクとの約束通り、彼氏の暴力に脅えるミナの魂から本心を聞き出したスチャン。ジアンもまた、ベッドの上のミナに取材の結果を伝えて勇気付け、目を覚ましたミナの証言で事件は解決する。スチャンはその後もドンタクに憑依し続けてジアンをデートに誘うが、彼女の口からはドンタクの話ばかりで…。

ドンタクは暴行罪で刑務所に収監されるが、これは刑務所にいるドゥシクに接近してハンジュン殺害事件の真相を聞き出すための作戦だった。何も知らないジアンは落ち込んで、彼を刑務所に入れた検事のジェヒを責める。すぐさまドンタクと面会するが、何を聞いても否定する彼にしびれを切らし、自分のことが好きかと質問して…。一方、スチャンもまた魂の姿でドゥシクの周辺を探ろうとするが、うっかりドンタクの体に憑依してしまい…!?

ドンタクにスチャンが憑依しているとは知らないジアンが、ドンタクに会うため刑務所にやってくる。ドンタクの刑務所収監作戦に協力しようとするジアンだったが、彼女に危険が及ぶことを恐れたスチャンは捜査に関わるなと告げ、ヨンパルに彼女を見張るよう頼む。そんな中、スチャンの容態が急変し、ドンタクの体から魂が抜け出してしまう。ドンタクは、面会に訪れたヨンパルの情報を元にドゥシクが真犯人を知っていると確信するが…。

ドンタクに憑依したスチャンは、作業所で何者かに刺されたドゥシクを発見。刑務所生活を共にしながらドンタクにスチャンの存在を感じていたドゥシクは、死に際にスチャンへの言葉を遺して…。後日、真犯人を突き止められないまま出所したドンタクはジアンの家へ。自分を信じて帰りを待っていてくれた彼女にキスで想いを伝えるのだった。そして、ドゥシクを失い悲しみに暮れるスチャンを見ながら真犯人を逮捕する決意を新たにする。

ドンタクはスチャンが止めるのも聞かず、スチャンの魂が自分に憑依していたことをジアンに打ち明ける。信じがたい話に混乱したジアンはその場を立ち去り、彼からの連絡を拒む。その後、ドンタク、魂のスチャンと3人で話をすることになるが、これまで自分がドンタクとスチャンのどちらに惹かれていたのかわからなくなってしまう。そんな中、スチャンはドゥシクが最期に遺した「本当の天使を探せ」という言葉の意味を探るが…!?

スチャンから児童養護施設で天使の羽を見つけたと報告を受けたドンタク。スチャンと共に施設へ向かい、真犯人は卒院者ではないかと見当をつける。一方、ジェヒは父親である検事長ジョンファンがなぜかドンタクとスチャンのことを調査していると知って不思議に思う。そんな中、ドンタクは独自捜査の末に、スチャンが16年前に交通事故現場で拾ったペンダントのイニシャルがジョンファンと一致することに気づき、彼の元を訪ねて…。

スチャンはひき逃げ事故を起こした財閥御曹司ミンソクを罠に掛ける方法を思いつき、ドンタクの許可を得て憑依する。偽のひき逃げ事件を仕立てて作戦通りミンソクを陥れたスチャンは、事件の証拠を見つけ出すことに成功。スチャンからバトンタッチされたドンタクがミンソクを逮捕する。ミンソクからジョンファンの協力を得たと聞いたドンタクは、ひき逃げ事故と16年前の交通事故との繋がりを確信。ジョンファンへの疑いを強めるが…。

16年前の交通事故を担当したソン刑事がジアンの父親だと知ったドンタクは、自分が刑事になったのはソン刑事の影響だとジアンに語る。一方スチャンは、父親の無実の証明を拒んだ刑事がジアンの父親と知りショックを受ける。ドンタクはそんな彼に、自殺したソン刑事もハンジュンと同じく濡れ衣を着せられたと話し、黒幕のジョンファンに揺さぶりをかける。そんな中、街でボンスクを見かけたスチャンはドンタクにある頼みごとをして…。

ヨンパルからスチャンが入院する病院に怪しい人物がいると連絡を受けたドンタク。ジェヒの姿を見たと話すヨンパルに、彼をスチャンの病室に入れるなと告げて病院に急ぐ。しかし、ヨンパルの目をすり抜けたジェヒが病室に侵入。直後にスチャンの容態が急変する。ドンタクは逃走したジェヒを追うが…。一方、ジアンはかつて父親と親しかったジョンファンの元へ。そんな矢先、ドンタクが何者かに襲撃され怪我をしたと聞いて…!?

ハンジュン殺害事件の証拠隠蔽に加担したとして中央署長ジングクが自首をするが、黒幕はジョンファンではないと話す。ドンタクら強力班は総出でジョンファン親子の捜査を開始。そんな中、ドンタクの元にジアンから電話が掛かる。ジアンはジングクを慕っていたドンタクを気に掛けながら、殺害されたドゥシクがある日本料亭に通っていたという情報を提供。すぐさま料亭に向かったドンタクは、そこで女将と顔を合わせるが…。

かつてドゥシクが想いを寄せていた女性が、彼に罪を着せた真犯人であると知って怒りに震えるスチャン。同じ頃、ドンタクもまた真犯人が日本料亭の女将スアであることを確信。スアの両親が16年前の交通事故の被害者だと知り、行方をくらませたスアをスチャンと共に追う。そんな中、中央署を訪れたジアンは、目撃者がいないはずの16年前の交通事故について、目撃者は死んだとジョンファンから伝えられたことをドンタクに話して…。

ドンタクら強力班2チームはジョンファンとスアの密会を見つけ出すが、スアがバイクで逃走する。彼女がスチャンの命を狙っていると予想したドンタクは病院へ向かい、格闘の末にスアを逮捕。しかし、真犯人を捕まえたもののスチャンの魂は自分の肉体に戻ることができなかった。その後、ジェヒの言葉を聞いて16年前の交通事故の原因は自分だと気づいたドンタク。2人の会話を聞いていたスチャンはドンタクに裏切られた気持ちになって涙を流す。

スアが殺人を指示されたと自供しないためにジョンファンが釈放される。彼はドンタクに向かって、調子に乗るとジアンに危険が及ぶと脅すのだった。ドンタクら強力班2チームはジョンファンを騙すためにスアを脱走させ、罠に掛かった彼はドンタクにソン刑事を殺害したことを自ら話す。隠しカメラで撮影したその様子をジアンが報道し、ジェヒが殺人の容疑でジョンファンを起訴。一連の事件は解決するが、スチャンの容態が急変して…!?