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ユジュン建設の最年少理事であるソジンは、バイオリニストの妻ヒョンチェと娘のダビンと幸せな日々を送っていた。しかし、ある日ダビンが忽然と姿を消してしまう。一方、エリは母ソンジャの心臓移植費用のために毎日必死で働いていた。

携帯電話を無くしたエリは、自分の番号に電話をかける。その電話に出たのは誘拐犯からの連絡を待ちわびていたソジンだった。ソジンは間違いだと一方的に電話を切る。捜査に進展が見られない中、ソジンの家に小包が届き…。

ソジンはエリと会う約束をするが、何時間待ってもエリは現れなかった。エリもソジンを待っていたが会うことができず、その夜ソジンとエリは互いに待ちぼうけを食らったと電話で罵り合う。そんな中、入院中のソンジャがいなくなり…。

ソジンは自分がエリの1か月後を生きていることに気づく。1か月前を生きているエリに家族を救ってもらおうと考えるが、エリは話も聞いてくれない。そんな中、エリは必死に貯めたお金を友人のゴヌクにだまし取られ…。

エリは1か月前のソジンに会うためユジュン建設を訪れるも門前払いされる。そこでユジュン建設のせいで、娘が死んだと抗議する男ジンホを見かける。一方、1か月後のソジンの元に担当刑事から犯人を逮捕したとの連絡が入り…。

エリは偽の社員証でようやくユジュン建設内のソジンの元にたどり着く。エリは1か月後のソジンに託された話を1か月前のソジンにするも追い出される。そんな中、エリの元にソンジャが入院していた病院から連絡があり、行ってみると…。

ジンホの家に行ったエリは間一髪のところをゴヌクに助けられる。ゴヌクはエリの携帯を持っていてソジンからかかってきた電話でエリの危険を知ったのだった。エリが助かった瞬間、1か月後のソジンの目の前の光景が変化していき…。

1か月後のソジンは違法資材の件で取り調べを受けていた。その頃、エリは1か月前のソジンに再度接触するも結果は同じで相手にされない。仕方なくソジンの妻ヒョンチェに近づこうと後をつけると、そこで意外なものを目撃し…。

ソジンの部下ドギュンとヒョンチェは不倫関係にあった。一方、エリは何度も自分が殺される理由が分からず恐怖を覚えるも、ソンジャを捜すためジンホに会いにいく。しかし、ジンホから聞かされた話はエリの父テギルの話だった。

ゴヌクはエリに頼まれ撮ってきたジンホの家に出入りする男の映像をエリに見せる。エリはその映像をソジンに送ると、その男はソジンの秘書のテッキュだとソジンから聞かされる。それからエリは父テギルの死の詳細をソジンに話し…。

身元不明の遺体を発見したソジンは通報しその場を離れるが、そこで見つけたメモの内容を調べていくうちに、遺体はソンジャだったと知りがく然とする。一方、エリはソンジャの口座に1億ウォンもの大金が振り込まれたことを知り…。

エリは胸騒ぎを覚え、遺体はソンジャだったのではとソジンに問う。ソジンはそれを否定せず、判明したソンジャの足取りを伝え何としてでも捜しだすように言う。その頃、警察はソンジャ殺害の容疑者としてソジンを追っていた。

エリはソンジャを見つけだし、自宅へ連れ帰ることに成功する。そのことによって、テッキュの車にソジンが仕掛けた発信器が復元する。一方、ジンホの自殺に疑念を抱いたソジンは、調べていくうちにテッキュが殺害したと確信する。

エリのアルバイト先に突然ヒョンチェが現れる。ヒョンチェは自分たちに関わるなとエリに警告するも、エリは反論する。そんな中、エリが仕掛けたダビンのぬいぐるみ内の発信器が示す場所へと急ぎ向かったソジンが目にしたものとは…。

ソジンはテッキュに殴られケガを負った状態で放置されていた。ソジンと連絡がつかないエリはソジンの身を案じるも、ダビンの誘拐を防げば未来が変わると信じ、ゴヌクたちにも協力してもらい誘拐を阻止しようと公演会場に忍び込む。

ダビンの誘拐犯として現行犯逮捕されていたエリは、警察署内でソジンと対面する。エリの目の前にいるソジンに1か月後のソジンに託された話をするも、ソジンは冷酷な言葉をエリに浴びせ、担当刑事に示談する気はないと伝える。

エリは釈放されるが、それはユジュン建設のユ会長がソジンに告訴を取り下げるよう指示したからだった。一方、ドギュンはエリとソジンがやり取りしている携帯メッセージの内容を入手する。その内容は、にわかには信じがたいもので…。

ドギュンは手下のテッキュの行動を怪しみ始める。一方、エリは再びゴヌクとスジョンと共にソンジャを捜し始める。エリは、その手掛かりとなるテッキュに会おうとユジュン建設主催のテジョン新都市計画の説明会に参加する。

エリの前に突然現れたドギュンは、なぜソジンの周りをうろつくのかと詰め寄る。そこへゴヌクたちがやってきて…。一方、テジョンタウン被害者の会の事務所を訪ねたソジンは、事務局長がソジンの父ユソクと親しかったと聞かされる。

ソジンが連絡を取っているのは1か月前のエリだと知ったドギュンは、それを利用してヒョンチェを生き返らせようとする。ドギュンはソジンの携帯からソジンを装いエリに連絡するも、エリはその内容に不審を抱き、電話の相手に問うが…。

入院中のソンジャの元にユ会長が現れ録音データを渡せと迫るが、ソンジャは頑なに拒否する。ユ会長と入れ違いにエリが病室に駆けつけてきてソンジャと再会を果たす。一方、ソジンは一家心中を疑われ、警察に追われる身となる。

エリの元にテジョンタウン被害者の会の事務局長から追悼事業に遺族として参加してほしいとの連絡が入る。事務所を訪ねたエリは事務局長から意外な話を聞かされる。一方、ヒョンチェはエリの留守中にソンジャに会いに行き…。

エリの遺体が運ばれていくのを見たソジンは愕然とする。その夜ソジンは、1か月前のエリにそのことを伝える。話を聞いたエリは、ソンジャに“私は1か月後に死ぬから全てを話して”と頼むもソンジャは困惑し取り合ってくれず…。

ソジンはエリを助けるためにゴヌクの協力の下、ソンジャと会うことに成功する。そしてソジンは1か月前のエリに電話をかけソンジャと話をさせる。そんな中、ユソクが自殺したとされる現場に残されていた指紋の人物が特定される。

エリが手に持っている腕時計を見て驚いたソジン。その時計は、19年前ソジンが最期をみとった男性の幼い娘に手渡した遺品で、あの時の少女がエリだと知る。そしてその時計は、2人の運命を変える10時33分で時を止めていた。

1か月前のソジンが、エリに協力してくれるようになる。ユ会長が捜している物が何なのか分からないエリとソジン。それを探るためエリは危険を冒しテッキュと会う。そして、テッキュに連れていかれた場所にはユ会長がいて…。

ドギュンにヒョンチェとの関係を知っていると伝えたソジンは、ヒョンチェと暮らす家を出る。ドギュンから事の顛末を聞いたヒョンチェは、すべての計画が台無しになったと嘆き、自分の忌まわしい過去の話をドギュンに聞かせる。

執拗に脅迫しカネを催促してくる実父ビョンハクの元を訪ねたヒョンチェ。カネを渡し油断をさせ、酒に睡眠薬を入れようとするも見つかり、暴行を受け監禁されてしまう。その頃、ソジンは意識の戻ったソンジャから驚くべき話を聞く。

パク警視に襲われたジンホは意識不明の状態が続いていた。そんな中、ジンホの娘ジアは、犯人の顔を見たとエリに話す。ジアの証言が決め手となり、パク警視は逮捕される。一方、ソジンとエリは証拠品を必死に捜すが見つけ出せずにいた。

テッキュは保釈され、ユ会長から指示された場所へ向かう。一方、ドギュンは自分がヒョンチェの実父にヒョンチェの代わりに殺されるという未来の話をソジンから聞かされる。ドギュンはヒョンチェを呼び出し実父のことを問うと…。

ユ会長の自白を得たソジンは、エリに望みを託して殺害される。その自白音声を証拠品にするためエリと1か月前のソジンは動き出す。一方、ドギュンはヒョンチェのためにビョンハクを殺害しようとするも反撃され壮絶な最期を遂げる。

ユ会長が逮捕され裁判が始まる。その裁判の行方に暗雲が垂れ込めてきたその時、エリたちに付き添われたジンホが証拠品データを持って法廷に現れる。その後ソジンは、悪事が露見し捕らわれの身となったヒョンチェの面会に行き…。